えぇどくサポーターの本棚

こんにちは、Yuriです。えぇどくサポーターのKyokoさんとともに、本の紹介をお送りします。
今回は「えぇどくサポーターの本棚」と題してKyokoさんが最近読んだ本を紹介してもらいます。

ーそもそもなんですけど、読んでる量が相変わらず凄いです。いつ読んでるんですか?
私は本を何冊か並行で読むタイプで、常に読みかけの本が何冊かあります。ちょこちょこ読んで、飽きたらしばらく寝かせて、みたいな感じです。とくに寝る前は複数の本を読むのが好きで、難しい本から易しい本の順番に読みます。

ー私は読みかけて終わってる本がたくさんあって読了してません。
それは……読みましょう(笑)

1冊目

Amanda Montell
Wordslut: A Feminist Guide to Taking Back the English Language

ーでは早速一冊目をお願いできますか?
ではこれを。社会言語学を学んだ著者が、言葉と女性についてのステレオタイプを「ホントにそうなのか?偏見じゃない?」という感じで検証していく本です。

ー英語の本って何を読んだらいいのかわからない、という方も多いと思います。Kyokoさんはどんな風に本を「発見」していくのでしょうか?
かなり前に著者の話をポッドキャストで聞いて、面白いなと思って買って積んでいました。昨年末にこの方が書いた別の本Cultishをオーディオブックで聞いて面白かったので、Wordslut  の方もオーディオで聞きました。

ーポッドキャストやオーディオブックで興味を持った本、ということですね。
この本 Wordslut は言葉遣い、発音やイントネーションなんですが、に関係する話も多かったので、オーディオ向きでした。たとえば、女性、とくに若い女性は話すときにlikeを多用するなんて言われています。いわゆるカリフォルニア女子の話し方です。が、likeにはじつは6種類の用法がある、とか。

ーlikeって色々日本の英語学習でも話題になりますよね。「○○が好きだ」という用法と「○○のような」という
その用法が昔からある2つで、それ以外に4つの使い方があるらしいです。

ーついついフィラー(つなぎ言葉)としてwell, like, I see なんて私は使ってしまいます。
この本で紹介されている研究によるとlikeの使用頻度に男女差はないそうです。また、likeやyou know をまったく使用しない話し方というのは、冷たい感じやロボット的なよそよそしい感じを与えてしまうという研究結果もあるそうです。ちなみにyou knowもまた女性が多用すると言われがちな言葉ですよ。

ー話し方は相手への印象を変えてしまいますし、おもしろそうですね。
話し方のステレオタイプについては、同性愛者っぽい話し方についても興味深い研究が紹介されていました。英語話者の多くにとって「ゲイっぽく」聞こえる話し方があるのに「レズビアンっぽく」聞こえる話し方はないそうです。その非対称性がどこから来るのか、社会における「男性」と「女性」の地位という点から論じた部分が大変興味深かったです。この他にも英語のいろいろな小ネタがたくさんあり、面白いです。英語学習者の方はぜひオーディオブックを聞かれることをおススメします。

2冊目

Anna Sale 
Let’s Talk About Hard Things

ー他にオーディオから出発した本はありますか?
こちらもオーディオで聞きました。 人気ポッドキャスト、Death,Sex and Money から生まれた本です。

ー難しいテーマを取り上げながら、重苦しすぎないバランスの良い番組ですよね!
もともとこのポッドキャストは「いちばん話しにくいことについて話そう」というテーマの番組で、タイトルの通り「死、性、お金」に関していろいろな人にインタビューしています。オーディオブックは著者自身が朗読しているのですが、私はこのアナ・セールさんの声が落ち着いていてとても好きなのでそれだけでもとても楽しめました。

ー本とポッドキャストでは違いはありましたか?
本の方では、ポッドキャストで出てきた人とのインタビューを振り返ったり、著者が自身の生い立ちや、結婚と離婚について語ったり、タイトルのとおり「話しにくいこと」について話した。本の方では、「死、性、お金」に「アイデンティティー」と「家族」をプラスしていました。 ストーカーになってしまった人の話、浮気をしてしまった人、幸せな結婚をしていたのに同性愛者であると気が付いて離婚した人、などいろいろな体験をされた人の話がでてきますが、どのお話にも共感できるところがありました。また、全体を通して感じたのは「お金」の話がダントツで語りにくい、ということでした。

※ポッドキャストはこちらから聞けますので是非。
https://www.wnycstudios.org/podcasts/deathsexmoney/episodes

3冊目

 Tig Notaro
Wordslut: I’m Just a Person

ーポッドキャストやオーディオブックもハードルが高く感じる、という方もいらっしゃると思います。英語が比較的やさしくて、おすすめ!という本はありますか?
こんな本はどうでしょうか。アメリカのコメディアンTig Notaroの自伝的エッセイです。アマゾンプライムで配信しているOne Mississippi というドラマの下敷きになった回想録です。私はこのドラマが大好きで、Tigの大ファンなのですが、正直読むのがちょっとつらかったです。

ーそれはまたどうして?
この本はTigの生い立ちと半生を語った本でもあり、闘病記でもあるからです。全体的にはTigのユーモアがちりばめられていて、爆笑する箇所もあったのですが、闘病記が苦手な私は休み休み読みました。読み始めてから読了するまで1年くらいかかったかも。Tigのドラマやコメディが好きな人にはお勧めです。

※こちらのドラマです。
https://www.amazon.com/One-Mississippi-Season-1/dp/B08B4B8425

以上、Kyokoさんに3冊の本を挙げていただきました。

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